洋蘭栽培についてOrchid Culture 洋らん 栽培
  
     
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 ★温室見学、栽培相談は事前に電話で予約して下さい。(外出や多忙なときがあるので)
   
  
■2014年6月7日宿泊温室見学栽培講習勉強会 
   
所沢洋ラン会の皆様 11名様で埼玉県よりバスでいらっしゃいました。
    

     東北の洋ラン店めぐり後にご到着。温室見学してから温泉入浴しておいしい夕食を食べてから
      洋ラン談義、夜おそくまで栽培についての勉強会をしました。とても楽しかったです。

  ■2013年6月23日宿泊見学講習勉強会 多摩蘭友会の方々
   
   
25年6月23日1泊4名様で東京より日高さんのご紹介でご宿泊されました。
      到着後すぐに温室を見学したり、温泉に入ったり、夕食後は洋ランについての
      講習会と勉強会、クール種の栽培の質問などいろいろなお話で楽しかったです。
      向山蘭園の開発部の方がいらしてフラスコ播種やメリクロンの話も聞きました。
      

  ■2012年6月16日宿泊見学講習勉強会 埼玉蘭友会の皆様
    
    
6月16日(土)1泊14名様で埼玉県より大型バスでご宿泊されました。
      到着後すぐに2つの温室を見学したり、温泉に入ったり、夕食後は洋ランについての
      講習会と勉強会、クール種の栽培の質問など埼玉の暑さがよくわかりました。
      寒さに弱い洋ランを差し上げて育ててもらうことにしました。とても良い勉強会でした。

  ■2012年6月10日見学講習会 福島洋ランクラブの皆様
   
  
●日帰りで福島からいらっしゃいました。温室見学してから洋ラン全般についての質疑応答、
    クール種の栽培についても質問や疑問を話し合って勉強しました。とても楽しく過ごしました。

 ★LED照明栽培 オプトコード株 担当者ー種橋氏
  
植物育成用高出力LEDランプを使用しての洋ラン栽培実験

         洋ラン栽培では通常、光線を遮光することを考えるものですが、光線を人工的に作り出したり、
     補助しなければならない場合も近年増加しています。
   ○マンションや日当たりの良い場所での栽培が困難な方
   ○クールタイプや特別な環境を好むランの属種仕分栽培
  ●最新型植物育成用高出力LED照明
     
   この製品は従来型よりも高出力LEDを使用し各種研究機関での実験済み製品です。
   さらに光の波長を五通り選べる画期的な照明です。「らぶりぃ洋ランの集い」会員の中でもマンション
   やクール種の栽培で使用している方も多くいます。会員割引がありますので詳しくはお問い合わせください。
  ○補助的な照射 栽培トレー4〜9枚 距離1m〜2m
  ○完全人工照明栽培 栽培トレー1〜4枚 距離0.5m〜1m
  
  ●一年間のLED栽培 Den.cuthbertsonii 吊り下げ式と砲弾型併用実験

   
     @消灯時 曇天の日中
  
 
 二階屋内元風呂場全面タイル張 9帖
 天窓畳4枚分の東向き傾斜窓のため日照は
 朝の短時間のみ曇りの日が多く日照時間が
 極端に少ないために、生長・花色の発色が悪い。
  
  
    A点灯時 曇天の日中同時刻   
  
 
 FF式暖房機・換気扇・工業扇風機・窓用エアコン
 と至れり尽くせりの環境温度管理をしても、日照
 不足は解消できません。
 LED照明にて晴天日以外、一日に8〜12時間
 照射しました。
 年間の70%以上がこれに相当する洋ラン栽培
 には不向きな条件ですがこの製品を太陽光の補
 助として使用することで冬場でも新芽の発生と生
 長が見られ、花色の発色も格段に明確になりま
 した。かなりの光度ですので作業時は通常の照
 明に切り替えます。
   
    B砲弾型植物育成LEDランプ照射中
  
 
 簡易ラックに乗せて固定して照射中の砲弾型植
 物育成LEDランプ 左上方は東向き天窓。
 一年近く、既存の外部温室から
 移動したDen.cuthbertsoniiのフラスコ出し苗と親
 株をLED照明を用いて栽培し、やっとその成果が
 みえてきました。オプトコードはLED精密機器の
 専門メーカーです。各方面の研究機関に於いて
 実証された製品は確実な洋ランLED栽培を可能
 にしてくれます。
 LED照明は安価な商品もありますが、高出力か
 つ有効波長を備える製品でなければ気休めに
 終わってしまうでしょう。

★さくらんぼの日照不足による実の発色促進を山形で試験中

★洋ラン 栽培方法★

宮城県に越してきて20年以上になります。3頭の愛犬を飼い、3人の子を育て多くの洋ランも育ててきました。

ペット・子供・ラン・・・共通しているのは生き物としての個性だと気がつき、相手の気持ちになってわかろうとする

情熱と愛情をそそぎ続けることが大切だと思うようになりました。そんな私のつたない洋ランへの想いを宿でお客様

と語らえたら幸いです。

ランに限らず植物を育てる大切な基本は、いかにして発根を促し、植え込み材料に 根をなじませ、最大限に根を張らせるかだと思います。多くのランは着生している為 地生の植物のように広く大量な根を必要としません。根は自身を樹上や岩場に支え させる為でもあり、また、着生ランの多くは葉面から水分を取れることからも、根の生 育には細心の注意を必要とします。

下の写真マスデバリアで実際に根の状態をご覧下さい。

@  A B

@オバアビスの根の状態です。水苔の場合は鉢からそっとぬいて見てみましょう。このような状態が健全な株です。ミックスコンポストの場合は見ることができませんが、根が死滅して葉面から水分を取って生き延びている株も多く見られます。

A我家では現在、水苔と樹皮を細かく裂いたものを半々にしてやや硬めに植え込んでいます。クール種は夜温が下がることが絶対条件ですので扇風機の送風と必要に応じて、クーラーまたは涼風扇などを活用すると良いでしょう 。

Bマスデバリアコーナーです。山間部なので遮光は夏場でも30%程度ですが、吊り鉢にすると元気に育ちます。

★マスデバリアの植え替えについて★2005年4月

@AB

@マスデバリアの成長は品種と栽培環境により多様です。水の好きなマスデバリアですが写真@のように着生ランの根であることがわかります。植え替えの適期は新芽の成長時が良いでしょう。動きのない時に植え替えても株を弱らせ、残っていた根さえ傷めてしまいます。

Aこの株は去年6月に植え替えた株です。根は枯れ死して弱っていましたが、小さな鉢に植えて湿度が高い時には多湿にならないようにしたことで根が多く出ました。

B少し湿らしてから根を傷めないように取り出します。写真Bのように白い根が根鉢を作り、根に細毛がはえている状態が元気な株です。

CDE

C中心部のみ古い水苔を取り除き、鉢増しの場合は根鉢を広げて新しい水苔を詰めます。

Dどの程度の堅さに植えるかは管理に左右されますが、与えられた水が鉢内に速やかにいきわたり、すぐに排出されることが大事です。

E植え替え後は半日陰でシリンジを多く湿度を保ち、水やりは鉢内がグショグショにならないように軽く湿らす程度にしましょう。カトレアのようにとはいいませんが、やはり傷んだ根が回復するまでは微妙な水管理が重要です。取り出した株の根の状態がよくない場合は鉢を小さくしましょう。植える堅さは株元をしっかり、下部はゆるめにします。着生タイプの葉の薄いものは小さめの鉢に、地生タイプの大型種は大きめの鉢に植えると良いでしょう。

★植物にとって大切な水★

これまで日本のランの専門書や愛好団体の情報の中でランに与える水についての重要性が少なかったことから、私もずっと冬季の汲み置き以外は何も気にかけずに水道水をそのまま利用していましたが、近年水質の悪化で飲用水を水道から直接飲むことは有害だと皆さんもわかるようになったと思います。それならば大切なランにも・・・と気づき、早速、塩素除去装置を取り入れてみました。アメリカやヨーロッパの愛好家の方はもうすでにこの重要性を認識していました。特にマスデバリア・クールデンドロの栽培に対しては以下の通り書かれていました。

「清浄で柔らかな水・・・雨水、逆浸透膜水、蒸留水のいずれかを必ず使用すべきである。残留塩素や塩分を調べて取り除くことなしに栽培の成功はあり得ない。」

このように塩素が多量に含まれている水道水を平然と使うことをきつくいましめているのです。そこで4種類の水を残留塩素のみ調べてみました。

                                                                                               
左はしから水道水2.0ppm、汲み置き水0.7ppm、浄水機・アルカリイオン水いずれも0.1ppm以下でした。これ以外にもアルカリ度、酸度、イオン化、含有酸素、
ミネラルなど水質については多様な要素があると思います。 今回、試した浄水機の利点は、水やりのホースに接続してそのままいままでの様に水やりがで
きる点でした。水圧もほとんど減少しません。まだ不明の点がありますが順次結果を報告していきますので是非、ご意見等をお寄せ下さい。

★マスデバリアとクールオーキッドの栽培★Masdevallia Dendrobium

@まずはしっかりした根を張らせましょう。根張りには、初春から梅雨、秋から晩秋、初冬から冬と3回好機がありますが、栽培環境による生育適期に合わせて植え替えを済ませておけば、ある程度の暑さにも耐える根張りの良い株になります。

A植え込み材料と鉢については、プラ鉢とミックスコンポストとバーク植えでは、コクシネア・ビーチアナ等の大型で根の太いものであればよいのですが、小型で根の細い原種等では、すでに多量の根張りがあり、栽培環境が一年を通じて良好である場合を除いてお薦めできません。その理由は、通風のために風を人工的にも作っているはずですが、上記の植え方では株元を完全に安定できず、葉が風に揺れることにより、せっかくの新根の先をむやみに刺激してしまい発根を止めてしまうからです。また、根張りの良くない株の日常の手入れや出品時の移動で、その都度、株に対して大きな負担をしいることになるからです。

B一年を通じて昼暑すぎず、夜涼しくあれば、昼は鉢内が少し乾き、夜から朝は新鮮な水分で濡れているのがベストなのですが、現実的には困難です。私のところでは品種により、素焼き・透明のプラ鉢・水苔・水苔と細かい樹皮とを使い分けています。

C通年、毎日手入れのできる方とたまにしか手入れのできない方とではおのずと植え方も同じにはできません。まして、世界中の性格の違う蘭たちが一同に会し、押し込まれた温室ではなおさらです。クール種の栽培で大切な時期は晴天の日の昼の高温・熱帯夜・梅雨の長雨です。a.それを乗り切る為に各品種ごとにトレーに針金を取り付け移動できるようにしておくと便利です。b.晴天の昼の高温時は木陰につるし、梅雨の長雨時は軒下に雨除けし、熱帯夜はクーラーをつけた部屋で一緒に寝ましょう。夏の高温対策では、体感温度が快適な木陰を確保するか、湿度を工夫してクーラーをつけたままにするか、いっそ台所の床下収納に非難させるかして夏の暑さに気をくばらなければクール種は短命を余儀なくされてしまうのです。ちなみに、夏の期間だけ小さな部屋でクーラーをつけたままで設定を20℃に保ち、薄暗くても湿度をやや高くしても費用は何万円にはならないと思います。秋に全部落葉してしまうよりは安く済むでしょう。

 a.

                    a. トレーを作り品種ごとに入れる

b. 

         b.夏の暑い時は外の木陰につるす

   

桜の木の下に棚を作りつるしています(温室内28℃でも外は20℃〜23℃で自然の風が涼しい)

★cuthbertsonii クスバートソニー・カスバートソニー・ソフロニティスを栽培して★

以前日本に入ってきた山採りの株は、とても環境に敏感で気難しかったのですが、最近は実生の株が出回っているので以前よりは育てやすくなりました。うちでは現在、上の写真のように外に出して、雨に当て、無風の日は隣接の小屋から大型扇風機の回転を落とした風を送っています。これまでの私の栽培方法で参考になることがあればよいのですが・・・・

@雨に当てる。  涼しい木陰にぶら下げて自然の雨に当てると葉が活き活きします。つい温室内や冷房設備の中で過保護にされがちですが、自然界ではいつも風雨にさらされているのです。但し、以下の条件で雨に当てて下さい。●無風でジメジメした状態でないこと。●適温で遮光された棚の下に吊り下げること。●長雨の時は少し鉢内が乾くように雨宿りもしてあげましょう。●根がしっかり張っていることと植え方が排水良好であること。あげた水がすっーとぬけ落ちるようであれば根腐れの心配はありません。以上の条件にあわせて雨に当てた株は見違えるように葉のつやが良くなり、葉も大きく育ちます。そして、夏の高温にも耐えられる体力のある株になります。よく、夏の暑さにやられたと言いますが実はそれ以前に原因があるのです。春の適期に根をいためないようにしてチェックしてみましょう。鉢内に多量の根があればいいのですが、根がなければもうその時点で弱っているのですから夏越しは無理です。夏の暑さばかりに気を配りがちなクールタイプについては、それ以外の適期に最善の栽培がなされていることがとても大切なのです。大切にされて水切れもないので、根がないのに元気そうに見えて花も咲かせている株が意外に多いのです。

A植え方・植え替え  根なし株の植え込みにはミズゴケ主体で、極小の鉢で株元を安定させてあげましょう。根張りの良い株であっても鉢増しは一回りだけにすると根腐れしません。植え替え後は半日ほど日陰で休ませ、過湿にならないように乾燥と湿り気を繰り返すことで発根を促します。いずれにしても鉢の大きさは根の分量に見合った大きさにすることです。よく大きな株だからと大きな鉢に植えてありますが、葉姿の下に鉢があるように、中央を少し盛り上げて風の通りが良くなるように排水よく植えてあげましょう。

ランの病気

◎ウイルスについて

自然界においてウイルスは悪者扱いされてしまいがちですが、本来ウイルスは生命体の体内に共存し、その生命体が健全であれば増殖は抑制され、外見上は何もなく生命活動を続けられるのです。人間にもさまざまなウイルスが体内にあり、元気であれば免疫力によって調和が保たれています。そうして見ればウイルスとは自然界の必要悪のようなもので、弱ったものは滅びるという自然の摂理そのものといえるでしょう。ですから我々趣味家にとってウイルスには最低限の注意をはらうことは大切ですが、必要以上に神経をとが らせるよりも、いかに環境を整え株を健全に育てるかに心を傾けるべきです。

@ A

これは同じ株のマスデバリアを植え替え株分けしたものです。Aの小さな株は根も少なく植え替え後しばらくしてウイルス病の症状が新葉のよじれとかすれ模様に出ています。@の親株の新葉には全く異常はみられません。ということは、もともとこの株にはウイルスがあったということです。バルブを持たないマスデバリアなどのランでは夏越しの後や植え替え後の生理障害によって急激にウイルスの活性化が起こり、 株は急速に弱まり、出てくる新葉にそれが顕著に現れます。また、ウイルスの伝染力は人間のサーズウイルス、エイズ、風邪などと同じ様に潜伏期間よりも発病著しい時が伝染力が強くなり、要注意です。そのような症状著しい株は隔離すべきです。しかし、棚下の陽の当たらない所では症状を悪化させてしまうことになるので、水やりや器具の殺菌には気を配り他の株よりも環境を整えてあげればウイルスの沈静化も可能です。それでも改善の見込みのない株は処分するしかないのが現状です。

B 

しかしながらウイルスの顕著なBの株であっても手厚い看病で元気を取り戻して新葉も成長後はCのように多数の花を咲かせることが出来ます。これがいわゆるマスキングされた状態ですが、自然界の摂理からすれば健全な株であって、ウイルスを体内に全く持つことなく生きている株は、自然界からすれば異常なのかもしれません。

文明が進むにつれ人間界でも様々なウイルスやガン細胞が活躍の場を広げています。そしてランと同じ様に人間も重なるストレスや不安に笑顔を失うことで体内の免疫力が弱まり病気になるのです。ランにとって雑多な温室は、人間にすれば、北国から南国の人種を狭い室内に閉じ込めて、同じ食事や環境、通じない言葉、そして愛し合うこと(花にとっての受粉)さえ許されずに生きて行くのと大差ないことではないでしょうか。

   洋ラン関係のお薦めリンク先

花と遊ぶ・・・東京在住で東洋ランから洋ランまで幅広いジャンルの蘭をとても上手に栽培し、近年は工夫を凝らしたクーラー室の中で小さなクールオーキッドも驚くほど見事に咲かせています。また、掲載されている写真はとてもきれいです。

The Genus Sophronitis  達家 清明さんのホームページ ・・・大阪在住の高名なソフロニティス栽培の研究家でもあり育種家。さらには栽培困難種である礼文アツモリや世界中の地生ランをも独自の創意工夫で開花させてしまうラン界における重鎮的存在です。

■洋ランの肥料と活性剤■

★バイオゴールドシリーズ
 ○ランの自然栽培と底力のために(ニーム・バイオゴールド・バイタル)
  マスデバリアやクールタイプのランはとても強健とはいえません。通常
    の栽培では化学肥料の薄い液肥と殺菌・殺虫をまめに行うのが一般
  的でしたが、なるべく自然な栽培を大切にするために次のようなことを
  実施してみました。
   ◆根張りの良い株にはスーパーバイオゴールドの固形肥料を小さく
    割って春と秋にあげる。
   ◆月に一度はバイオゴールドバイタルを葉面散布する。
   ◆薬品での殺菌、殺虫はどちらもできる限り少なくする。
   ◆年に数回、葉の裏表と鉢をシャワーで水洗いする。但し、梅雨と秋
    の長雨の季節は多湿による病気を誘発するので避ける。

今年からは新製品のニームを週一回、葉面散布してみました。すでに害
 虫に加害された葉以外の葉には少しづつ元気が見えはじめています。
 人間にも西洋医学と東洋医学の薬があり、薬品は即効性のある治療
 には有効ですが、時には耐病性の低下や副作用も避けられません。
 その点、漢方薬は即効性には劣りますが免疫力を強くすることができま
 す。ニームでの長期利用でランの底力を得られると期待しています。
 そして、害虫だけでない病原菌への効果もあると思いますので定期的
 で継続的な使用が大切だと思いました。

※効果的な使用法
   まずは栽培している植物の全てを殺虫、殺菌してクリーンな環境作
   りからはじめましょう。高濃度でなく最初は100倍を散布して、その後
   は200〜500倍を定期的に散布するのが良いと思います。薄めるとき
   は冷たい水でなくぬるま湯で希釈すると乳化した原液と馴染み易く
   なります。

 ○天然活性肥料(スーパーバイオゴールド)
   虫がつきにくく、長期利用することで花付き、生育が格段に良くなる。
   但し、クールタイプのランには根張りの良い株のみに使用する。
 ○天然活性液(バイオゴールドバイタル)
   葉にも根にも吸収されて底力のある強い株にしてくれる。
 ○植物保護(バイオゴールドのニーム)

化学肥料は株の力を無視して花を咲かせてしまうことがあります。天然の
 有機肥料と活性液は株本来の力で立派な花を咲かせてくれる自然栽培
 です。できたらバイオゴールドの液体肥料もあるといいのですが、スーパ
 ーバイオゴールドの固形肥料を水に溶かして使うこともできますが、液肥
 の製品があれば尚、使いやすいと思います。

   ●株式会社タクト●
   〒373−0813 群馬県太田市内ヶ島町9134
    0276-40-1112 Fax 0276-40-1118
       HP URL http://www.biogold.co.jp

★ランと共に★

◎生き物としてのラン

美しく、忍耐強く、思慮深く、性格はおっとりして気品と知性にあふれ、他を押しのけてはびこる道でなく昆虫との共存の道を歩み続けている神秘的な植物。人類の英知など及びもつかないものを持っているからこそ多様な花を咲かせているのです。さて、ランはどのように誕生したのでしょうか。地生ランが先か、着生ランが先か、はたまた岩生ランが最初だったのか・・・・これはあくまでも推測ですが、おっとりした性格のランは地表が大木や草に覆われてしまった後に生まれたのではないでしょうか。もしも地上に上陸した初期の植物であれば、もっと大きな顔をして地表に根を張り巡らせていたはずで・・・・・多くの着生ランのように急な斜面や大木や苔の中、はては直射日光にさらされた岩肌にひっそりと生育の場を間借りするようなことはなかったはずです。けれどその性格からすれば地生に始まり・・・・おっとりしていて競争が嫌いなため、着生や岩生への道を歩んだのかもしれません。また、その知性ゆえに種子のメカニズムは昆虫と共生菌との共存でした。このランの高度な知性がランの美しさと多様さになったと思います。

◎希少な原種:マウンテンプラント Orchid Species

ランは植物ですが私達人間と同じ生き物でもあることをもう一度考えてみませんか。現在、希少な山採りの原種はワシントン条約によって取引が禁止されていますが、それ以上に大切なことは、美しさに引かれてコレクトする以上は栽培という観点だけでなく、大切に育て保存する責任もあるということです。メリクロンについては賛否両論あるでしょうが、自然界では昆虫により行われているものを人の手によって同一種のシブリングされた株がこれからの市場で大量に流通されてゆけば山採りの希少原種の保全にもなると思います。ランを心から愛するものとして、悠久の年月を生き抜いて花を咲かせ続けてきたランには格別の配慮をしてあげるべきだと思います。希少であるがゆえにマニアとしては手に入れたくなりますし、それがマニアの宿命かもしれません。けれどラン達にも命があり、特異であるがゆえの微少な繁殖力からすれば趣味家の想いがラン達を絶滅へと追いやることだけは避けたいものです。特にクールタイプの山採り原種については専門分野やそれを得意とする業者や栽培家の方々によってシブリングされて増殖されるように願ってやみません。

◎美しい花

美しいランの花に限らず、人は時として自分勝手な想いから美しく咲く花をまるで自分が咲かせたと感動し、その美しさは人の為にあると錯覚してしまいます。そればかりか賞やメダルやリボンの為に無理をして咲かせてしまうこともあります。花は人の為でなく種の生存の為であって、私達ランの愛好者は、その営みを手助けし、その恩恵をこうむるだけなのです。昆虫を追い払われ受粉の機会を得られないランの心境を思い、一言「ありがとう」と声をかけてあげたならランも気を取り直して来年も花を咲かせてくれるでしょう。

私もランの美しさに心酔する趣味家の一人です。4年前に交通事故で入院する以前は無名の一株であっても大切に育て殺したことはありませんでしたが、事故の為に手入れがゆきとどかず数株を死なせてしまいました。現在も不自由な体ですがランには自分の手入れを忘れても時間と情熱をそそいでいます。生意気なことを書きましたが、コレクター・・・・マニア・・・・である以前にランの栽培家でありたいと思う毎日です。ご意見ご感想をいただけたらうれしく思います。

メール info@p-lovely.com    

住所 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字上の原168-82 美食と温泉の宿 らぶりぃ

TEL0224-34-3110    著者 藩 世英(全日本蘭協会会員)

◎世界らん展日本大賞受賞記念本が出来上がりました。
  プロが書いた本はたくさんありますがアマチュアや趣味家が書いた本は
  どこにもありません。誰にでもわかりやすい本です。
  いよいよ世界らん展東京ドームで本を販売します。
  詳しいことはこのページをご覧下さい。→
世界らん展 東京ドーム

ニュース速報!

★クスバートソニーとクールデンドロのフラスコが出来上がってきました。
  東京ドームで出店して販売しますが少量の本数ですので早めにご予約くださると確実です。
   全て整型美花とメダル受賞花のオリジナル交配で苗も大きく育っています。

 ●クスバートソニーのセレクトアウトクロス4種類
  ●ラウエッシービカラー
  ●マウンテンマジック
Xクスバートソニー
  ●ビクトリアレギネ
メダル同士の交配

  お問い合わせご予約は必ずお電話でお願いします。
0224-34-3110

      ニュース速報!
 
趣味の洋ランの雑誌「ニューオーキッド」に掲載されます。
 NO.152 (10月21日発売)
  ●姿形から見るランの性格 
  ●マスデバリアの姿形から育てる分類
 NO.153  (12月21日発売)
  ●クスバートソニーの性格
 
 マスデバリアやクールオーキッドが大好きで長年育てる為の研究を続けてきました。
 前回出版した本「夢・・ランからの伝言・ランへの想い」でもホームページでも発表し
 ましたが、今回はさらに深く掘り下げて書いてあります。学問的な研究ではなくあくま
 でも育て咲かせる為の参考にしていただけたら幸いです。書店で販売されています
 ので是非ご購読下さい。
 
 「ニューオーキッド」 (株)新企画出版局 TEL 03-5842-2521 FAX 03-5842-2522

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